他人に嫌われたくなかったら、ひたすら肯定していればいいらしい。

自分の嫌いな人間にまで、

好かれたいと思う人の気持ちがわたしにはわかりません。

 

百歩譲って嫌いとまで自覚できなくても

自分で合う・合わないくらいの判断くらい、

カンタンにできると思うのですが。

 

素朴な疑問なのですが、

合わない人とムリに合わせているのって、

楽しいのでしょうか。

 

群れていないと安心できないと思われる人によく見られる、

「周りの人すべてに好かれたい」

という願望は、捨てた方が楽に生きられると思うのですね。


ところで。

こんな人たちに先日出くわしました。

 

一方的に話している相手の内容を、

聞いている側はひたすら肯定を繰り返す。

 

こういう姿勢を無自覚であっても貫き通す人というのは、

そんなに人から嫌われることが恐ろしいこと

とでも思っているのかなと想像してしまったわけです。

 

別に見聞きしたくてそうなったわけではないのですが、

この人たち、本当に仲良いの?

と思ってしまったのです。

 

仲が良い人や大切な人とは、

お互いに自分の意見を主張しあうのが普通のわたしにとって

その人たちの姿に疑問と違和感が満載でした。

 

別に、話半分以下で他人の話を聞くことが

「人づきあい」と思っている人も世の中多いでしょうから、

わたしが真剣に考えすぎなだけなのかもしれないのですが。

 

他人の熱弁に肯定一点張りで対応

先日飲みに行った時に、

わたしからするとそういう不思議な「お友達」連れを見かけました。

 

カウンターでほぼま隣りの席で、

相当酔いも進んでいたからというのもあったのでしょうか。

周りに目と耳があることを、

すっかり忘れているか気にも留めない結構な声のトーンで、

こちらが遠慮したところで丸聞こえだったのです。

 

とはいえ正確には、

わたしのパートナーの方がきちんと聞いていたようでしたが。

 

わたしが聞こえていたのは、

一方的に話している女性の話を、

聞いているのか聞かされているのかわからないもう一人の女性は、

どんな意見であっても肯定しかしていなかった点でしたね。

 

「そうだよねぇ」

「わかるな~そうなんだよね」

の、基本2パターンを、

少しばかり単語を変えて繰り返していましたね。


その日は時間も日付が変わるまぎわか、

すでに変わっていた頃でもあって、

その人たちはすでにどこかで先に飲んできたような様子でしたので、

2人揃って適当に話をしていただけ

というのもあったとは思いますけれども。

 

わたしは断片的にしか耳に入ってこなかったのですが、

笑いを噛み殺し続けていたわたしのパートナーの方が

よほどきちんと話に耳をそばだてていたようです。

 

それによると、

「お金に細かい男性が許せない」

「だからと言って、金銭感覚が備わっていない男性は、

頼りがいがなさすぎて許せない」

と、

その熱弁をふるっていた女性は、

なにか個人的な感情でもあったのではないか

と思う話だったそうなのですね。

 

「男のクセにって言いたくはないけどさぁ」

と、そこはひと際熱も声のトーンも上がっていたので、

それだけはしっかりわたしも記憶しています。

 

ある意味複雑な相談を、そのお友達と思しき女性に、

おそらく聞いて欲しかったのではないのかと。

 

我が家はふたりそろって妄想好きなため、

直接相談を持ちかけられるような話の伺いかたでなくとも、

そういう想像をたくましくしてしまうクセがあるのです。


でも聞き役に回っていた女性は、

先ほどの2パターンを繰り返す一方で、

自分の意見らしきものを何も言わなかったそうです。

 

水を指したら嫌われてしまうと思っていたのでしょうかね。

もしくは言いたいだけ言わせておいて、

すっきりしてくれるならそれでOK。

 

それはそれでおしゃべりとしては成り立つのでしょうが、

ホントに仲が良いのかな、この人たち

と思ってしまったポイントはそこにありましたね。

 

聞き上手は「イエスマンではない」ですよ

わたしの過去の知人にも、

他人の話を物理的に聞くだけに終始して、

その人の意見というものをまるで聞いたことのない人がいました。

 

この人の場合は

自分の意見を言ったら嫌われる、という考えすら持っていない

ように感じる人でしたが。

 

あまりに自分の考えを持っていないためなのでしょう。

考えてみたらこの人のリアクションも、

「(ひたすら)肯定」で固定されていたことを思い出しました。

 

自分を大事にして、傷つきたくない、

そう思うから不安になるんだよ。

岡本太郎 

 

そんなことを思い出していたら、

先の女性2人連れの聞き役の方は、

他人に嫌われたくないその一点で、

他人の話を肯定する姿勢に終始する

を処世術としてでもいるのかなと思ってしまったのですね。

 

深読みのし過ぎですが。

 

単にめんどくさくて適当に話を合わせていただけかもしれませんが。

 

可能性としてはその方が高いように思いますね。

愚痴を言いたいだけの人の話って、

はっきり言って退屈は退屈ですからね。

 

その前に、

自分でどうにかしたい不満を自覚している人は、

それを他人に聞いてもらう暇があったら

勝手に自分で動いているはずなのです。

 

やるべきことは自分が一番わかっているというとですね。

 


話が逸れました。

 

他人の話を聞くのが上手な人は、

愚痴や不満を言わせる一方ではなく

それを言っている本人に考えさせることや、

気づきのヒントを与えるような受け答えをしている人

なのではないでしょうかね。

 

そこに必要以上の他人から好かれたいとか嫌われたくないとか、

くだらない計算をしていないように思うのですね。

 

嫌われたくなかったら、きちんとその人に向き合う、

それだけでいい気がします。

 

否定されるだけの人に話を聞いてもらおうというのは

普通の人情としては避けるはずだと思いますし。

 

肯定される一方ではバカにされているのかと感づくはず

と思うのですが、違うのかな~。

 

人間関係って量より質だと思いますよ。

個人的にはですけれどもね。